Meta(旧Facebook)、メタバース実現に向けて新たなAIプロジェクトを発表

世界最大規模のSNSを運営するMeta(旧Facebokk)は、新たなSNSとしてメタバース(巨大な仮想現実空間)の構築を目指しており、2022年2月のライブ配信イベントにて「メタバースを解き放つ鍵」と称するAIプロジェクトを発表しました。


1.BuilderBot
口に出すだけでメタバース内に物を生成したり、取り込んだりすることが可能です。映像にてMeta・CEO(最高経営責任者)のマーク・ザッカーバーグ氏は、島を作り、そこにヤシの木やビーチを作りだしました。


2. No Language Left Behind
これはすべての文章ベースの言語間の翻訳を可能にするシステムです。さらにすべての言語間で瞬時に音声翻訳を行うAIシステム「Universal Speech Translator」の開発も行っています。


3. Project CAIRaoke
仮想アシスタントとのチャットのための次世代AIモデルです。仮想アシスタントとまるで人間と話しているようなスムーズな会話が可能となります。


4. AIラーニングアライアンス
機械学習に関する授業を誰でも無料で受講することができます。また、TorchRecは、オープンソースのPyTorch機械学習フレームワークで最先端のリコメンドシステムを構築できるを無料公開しています。
同社は過去10年間AIに投資し、AIの世界的権威の1人のYann LeCun氏をAI部門のトップとして抱えています。2022年1月には、同年半ばまでに世界最速のAIスーパーコンピュータを新たに構築すると発表しました。その構築のためにヨーロッパで1万人を雇用する計画を発表するなど、AIを使って急速にメタバースを発展させていく姿勢を見せています。