企業・サービス概要
米国の自動車配車サービス。2009年に設立され、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く。現在は世界70カ国・地域の450都市以上で展開している。日本では東京で2014年3月に正式にサービスをスタート。同社は、交通、飲食、貨物、その他の3つのセグメントで運営されている。
交通セグメント
交通セグメントは、自動車、自動人力車、バイク、ミニバス、タクシーなど、さまざまな車両で乗り物を提供する乗り物のドライバーと消費者をつなぐ製品を提供している。スマートフォンを使用し、2タップで車を呼べ、支払いも全て登録したクレジットカードで行うため、財布いらずで乗車が可能である。また、Uber for Business、金融パートナーシップサービス、車両ソリューションも提供している。
飲食セグメント
飲食セグメントは、消費者が地元のレストランを検索して発見し、食事を注文し、レストランで受け取るか、食事を配達することができる。
貨物セグメント
貨物セグメントは、会社のプラットフォーム上で運送業者と運送業者を接続し、運送業者の前払い、透明な価格設定、および出荷の予約機能を可能にする。
その他のセグメント
その他のセグメントは、乗り捨て可能なeバイクやeスクーターなど、さまざまな種類の乗り物の提供やその他のプラットフォーム関連サービス、自律走行車およびライドシェアリングテクノロジーの研究・開発、Uber Elevateの開発および商品化、処方箋配達サービスなどからなる。一方で、運転手を独立請負業者として扱っている点や、タクシー事業の混乱、交通渋滞増加といった理由で批判されたこともあった。とりわけトラビス・カラニック氏がCEOであったころの同社は様々な非倫理的慣行や現地の規制を無視したことにより批判をあつめた。
AIに関する特徴
リアルタイムの交通状況を加味した最適な経路検索と、到着予測時間の算出は、高度なアルゴリズムとデータ分析が必要になる。より優れた顧客体験、快適な移動を実現するために、より高速で、より正確な、ウーバーの性質や利用状況に特化したエンジンGurafuはウーバーのサービスを支えている。他にも以下のようなテクノロジー活用を行っている。
・需給バランスに応じて価格がリアルタイムで変わるシステム
・街中のUberの運行状況のリアルタイムのビジュアライズ化
・不正利用の検出