TIER

企業・サービス概要

 TIERは2018年創業のベルリンに拠点を置く企業。わずか1年と3カ月という短い期間で累計9,100万ドルを調達しています。米Limeなどと同様の、電動スクーターシェアリングサービスです。欧州の10カ国、80以上の都市に配備した約6万台のスクーターでサービスを提供しており、従業員は約900人。アプリを使ってスクーターの施錠・解錠ができます。

レンタル電動キックボードの問題点としてバッテリー交換があげられます。ゆえにTierは欧州でのエネルギーネットワーク構築を視野に入れています。小規模店はTierと提携して4つのスロットがあるバッテリードックを提供することができる。ユーザーはライドの終わりにバッテリー交換と無料クレジットを獲得するためにそうした店に立ち寄ることができる。

孫正義の投資

TIERはソフトバンク・ビジョン・ファンド(以下、SVF)がリードするシリーズCラウンドで2億5000万ドル(約263億円)を調達しました。新たに調達した資金で、Tierはサービス提供都市と車両を増やし、より管理・維持コストのかからないスクーターの開発・提供に投入するとしています。現在使用されているスクーターの80%が利用寿命約18カ月とされているため、数年以内にそのほとんどがニューモデルへと交換されます。また競合相手と差別化を図るために同社はユーザーがバッテリーを交換できる第4世代のスクーターの開発に取り組んでいます。

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