Petuum

企業・サービス概要

Petuumは2016年に米カーネギーメロン大学の機械学習学部の教授らが設立したスタートアップ企業です。AIや機械学習を簡単に利用できるAIプラットフォーム「Symphony」を主力製品に据えてきました。

SymphonyはGUI(グラフィック・ユーザー・インターフェース)の設定画面から、AIや機械学習関連のソフトウエアモジュールを複数、マウス操作で連携させることで、AIや機械学習を利用できるようにしています。AI開発の敷居を下げるこのSymphonyで、製造分野や医療分野向けにビジネスを展開しています。ペテュームのAIツールはSymphonyだけにとどまらず、2019年7月には自然言語処理や音声・画像認識といったAIを組み込んだRPAツール「Petuum Neurobots」を発表しました。チャットボットの「Kaibot」、音声チャットボット「Chimebot」、画像認識をする「Chicbot」「Pixbot」の4種類から構成されています。

ソフトバンクグループはAIや機械学習を簡単に利用できるペテュームの技術に着目し、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが主導となって、総額1億800万ドル(約114億円)を出資しています。

AI分野におけるポイント

PetuumはSoftBank World 2018に参加し、講演を行いました。そしてCEO であるEric Xing氏は以下のようなことを語りました。

「Petuumは1つのミッションがあります。人工知能をすべての人たちに提供する。象牙の塔からAIを解放して、本当の意味で使い勝手の良いツールにするんだということです。そして、日々の会社の事業の中で、本当に戦場で使える重要なツールになるようにしたいと思います。すべての会社がビックデータを使ってさまざまな意思決定をしたり、予測をしたり、自動化をしたりすることができるようにしたいと考えています。」

また、同社が提供するAIは標準化されたものであるという所が最大のポイントとなっています。同講演でEric Xing氏は、「今日のAIのテクノロジーは非常に脆弱で、しかも非常に高価で、そして多くの人たちが使いこなせるものではありません。一方で私たちの会社はAIを、まるで標準化されたビルディングブロックのように使いこなせるようなソリューションにしたいと思っております。より持続可能な、そして堅牢なAIのソリューションを提供したいと思っています。」と語りました。

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