Nuro

企業・サービス概要

Nuroは、カリフォルニア州マウンテンビューを本拠地とし、元グーグルのエンジニア2人が立ち上げた、宅配用の小型ロボットの自動運転テクノロジー企業です。

同社は、自動走行車業界の競合のスタートアップとは異なり、人ではなく荷物を運ぶために低速で走る電気自動走行車両のデザインに注力してきました。度重なる実証実験の結果、Nuroの配達ロボットは2020年、ドライバーレス車両として一般道を走行することができるという認可を特例的にアメリカ政府から受けることに成功しました。

また、同社は創業後多くの資金を調達することに成功していたものの、中でも2019年2月のSoftBank Vision Fundによる9億4000万ドル(約990億円)という巨額投資のおかげで、競合のスタートアップ企業との差を広げることに成功しました。

AI分野におけるポイント

自動運転の仕組みは、以下の4段階に大きく分類されます。
⓵情報収集プロセス⓶情報認識プロセス⓷判断プロセス⓸制御プロセス

これらの4つのプロセスを全て正確に行う技術を持ったAIの開発によって、Nuroの自動運転が実現されました。また、同社が開発した「R2」と呼ばれるデリバリーロボットは、一般的な乗用車の半分ほどのサイズで、モノを運ぶことに特化しており、最大時速は約40キロとなっています。

R2には通常の自動運転車と同様のセンサーやレーダーが装備されており、周囲の安全を配慮しつつ、食料品などの荷物を運んでいます。

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