ディジタルメディアプロフェッショナル

企業・サービス概要

 2002年に設立された東京都中野区に本社を置く会社であります。2011年に東京証券取引所マザーズ市場へ上場。組込みシステムのビジュアル・コンピューティング分野において独自開発した2D/3Dグラフィックス技術のハードウェア・ソフトウェアIP のライセンスとこれらを搭載したグラフィックスLSIの開発・販売を主な事業としています。精細画像の描画やディープラーニング(深層学習)などの人工知能(AI)に必要なハードウエアIP(論理設計データ等)やソフトウエアIP(主にハードウエアを制御するドライバーやコンテンツ制作を支援するツール類)の開発、ライセンス(使用許諾)供与を行っています。IPのカスタム対応を行います。

 独自に開発した組込機器向けGPU IPコアや関連ソフトウエアのライセンス、ならびに自社製SoC事業を展開してきました。ゲーム機、カメラ、プリンター等、当社のGPU IPコアを搭載したクライアントの製品出荷台数は累計一億台を超えています。今日では、急速に拡大するAI分野、特に自動運転やファクトリーオートメーションなど、大量のデータのリアルタイム処理が求められるエッジAIの分野に注力しています。2002年創業以来、世界有数のGPUカンパニーとして、組込向けGPUで培った小型化、低消費電力化、高性能化のノウハウをフルに活用することで、業界で最も競争力のあるエッジAI向け推論プロセッサIPや、それを搭載したモジュール製品、またDMPのAIおよび画像処理技術を集大成したソフトウエア製品を、独自AIプラットフォーム「ZIA™」を通じて提供します。また、ZIA™を中核とするDMP AIポートフォリオを、多くのパートナー企業との連携によるAIエコシステムを通じ最適なソリューションとして提供することで、クライアントの幅広い要求に応えています。

AI分野におけるポイント

・ZIA SLAMは、カメラを用いて自己位置推定と環境地図作成を同時に行うVisual SLAM技術を含む映像ソフトウエアです。ロボットの眼となる映像ソフトウエア「ZIA™ SLAM」は、単眼カメラ、ステレオカメラ、RGBDカメラなど各種カメラに対応しており、IMUやGPSなどのセンサーとフュージョンして使用することも可能です。DMPは、ZIA™ SLAMをロボティクスメーカーに提供することで、クライアントの自律ロボットの開発に貢献します。

・IPコアは、AI推論プロセッサIPです。画像、動画、音声などといったあらゆるデータを、リアルタイム性、安全性、プライバシー確保等が求められるエッジ側で処理が可能な性能やサイズを最適化できるコンフィギュラブルIPです。

・「ZIA™ Cloud SAFE」は、SaaS型のクラウドサービスです。ドライブレコーダーの車内外の画像を活用し、自動車周囲状況の認識や、ドライバーの状態解析などを可能とする安全運転支援サービスです。本サービスはAmazon AWS上で利用できます。ZIA™ Cloud SAFEにZIA™ SAFEを組み合わせることで、エッジ側(ドライブレコーダー等)でリアルタイムに認識処理が必要な機能はエッジで処理し、それ以外の機能はクラウドで処理させるという、エッジとクラウドでの分散処理を可能とします。さらに、データの蓄積と合わせて推論モデルはクラウドで学習を行うことで、常に最新の推論モデルをエッジとクラウドで活用し、クライアントの高品質な安全運転支援サービスを強力にサポートします。

・ZIA™ C3 KitはエッジAIスターター開発キットです。AI機能を搭載したエッジデバイスを開発するためのプラットフォーム「ZIA™ C3 SoM」とUSBやEther等のインターフェースを備えたキャリアボードをセットとした開発キットです。

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