Citadel AI、企業のAIの品質をエンドツーエンドでサポートする「Citadel Enterprise Solutions」の提供開始

株式会社Citadel AIは、企業のAIの品質改善に関わるコンサルティングサービス「Citadel Enterprise Solutions」の提供を開始した。またこれと共に、本年5月にリリースした運用時のAI自動モニタリングツール「Citadel Radar(β版)」に加え、学習時のAI自動検証ツール「Citadel Lens(α版)」のトライアル提供を開始する。

新型コロナウイルスなどにより予期せぬ社会変化が起こると、AIが誤学習・誤認識し、問題を引き起こすことがある。ゆえに異常を自動検知し、AIの品質を保つことは、今後のビジネスにとって非常に重要である。一方で多くの企業にとって、専門家がAIシステムの運用状況を常時監視することは、コストやリソースの面で大きな負担となり、現実的に難しいという課題を抱えている。

2021年5月にリリースした「Citadel Radar(β版)」は、現在大手SI事業者や製造メーカー・AIベンチャー企業などで試験利用されている。「Citadel Radar」の運用時の自動モニタリング機能に、今回発表した「Citadel Lens」の学習時の自動検証機能を加えることで、さまざまなフェーズにおけるAIの課題を、人間が理解しやすい形で可視化して洗い出すことが可能だ。保守・運用作業の自動化・効率化を加速することで、AIに起因する新たなリスクから企業を守る。さらにこれら二つのシステムを通じて得られた情報をもとに、個々の課題に対する改善策を提示するコンサルティングサービス「Citadel Enterprise Solutions」を提供する。運用時のAIの問題検知からモデル更新・再学習時の検証に至るまで、個々のユーザーのAIの品質の維持・向上に関わるさまざまな課題に対し、エンドツーエンドで総合的に答えるという。

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