Cambridge Mobile Telematics

企業・サービス概要

Cambridge Mobile Telematicsは、2010年に設立され、アメリカのマサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置くドライバーの運転評価アプリや運転リスクを測定するプラットフォームの開発を手掛ける企業です。人々の運転の仕方に関するデータ収集・分析を手掛けるプラットフォーム「Drive Well」は、運転リスク測定で保険会社などに利用されています。

2016年9月には、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社との協業により、スマートフォンを活用した試験的なテレマティクスモニター制度を2017年1月より実施することを発表しました。同社のパートナーには、他にもState Farm、Liberty Mutual、Desjardins、Discovery、Admiral、MS&AD Group、QBE、AIG、Insurance Australia Groupなどの大手保険会社が名を連ねており、全世界で数百万人のユーザーが利用しています。

また2018年には、ソフトバンク・ビジョン・ファンドから5億米ドルの出資を受けることに成功しました。

AI分野におけるポイント

Cambridge Mobile Telematicsは、モバイルセンシング、人工知能(AI)、行動科学における数々の革新的技術を駆使し、モバイルテレマティクスのマーケットリーダーとなっています。現在、同社は20カ国以上の顧客と協力して、保険価格設定のために運転性能を正確に測定し、運転品質向上のためのインセンティブを提供するとともに、事故率の低減や一部の保険金請求処理機能の自動化によって運営コストを削減しています。

ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズのパートナーであるAkshay Nahetaは、同社について以下のように述べています。

「CMT(Cambridge Mobile Telematics)は、テレマティクス、機械学習、行動分析を応用して、保険や安全における困難な問題を解決するという新境地を開拓しています」このようにして、”CMT“は、保険会社が顧客をよりよくサポートし、業務を進めるためのインサイトを開発することを支援するとともに、世界中の運転基準の長期的な改善を促進するユニークな立場にあります。

そして同社が提供するアプリ「Drive Well」は車載IoTセンサーを通じて収集されたデータを使用してルートを追跡し、急ブレーキをかけすぎた場合などを検出します。同サービスは、運転中に潜在的に存在する注意散漫を測る指標です。統計情報が豊富で、正確なグラフィックスを備えたこのアプリは、完璧なゲーミフィケーションシステムと連携して、ドライバーがより責任ある安全な運転を可能とします。人工知能と機械学習を通じて、システムはゆっくりと運転スタイルを学習し、ブレーキの方法、加速の方法、方向転換の方法、速度といったデータベースを1キロごとに充実させています。

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