Arm

企業・サービス概要

ARMは1983年、英国のAcorn Computersによって開発が開始されました。1990年になるとAdvanced RISC Machinesという新会社が設立され、1998年の上場時に「ARM Limited」となり現在に至ります。

同社は半導体の心臓部であるCPU(中央演算処理装置)の設計に特化し、その“設計図”を半導体メーカーに提供しています。 つまり、IP(知的財産)を武器とする企業なのです。 各メーカーはARMのCPUのほか、通信や画像処理などの機能も付け加えて半導体全体を設計し、製造・販売しています。

2016年には日本のソフトバンクグループに買収され、買収金額は約3兆3000億円となっています。また、2020年ソフトバンクグループは、100%子会社であるSoftbank Group Capital Limited(以下、SBGC)と、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(以下、SVF)が保有しているアームの株式を、全てエヌビディアに総額400億米ドル(約4.2兆円)で売却しました。

AI分野におけるポイント

強力なコンピューティング・アクセラレータへのニーズが高まる中、Arm製品に共通するArmアーキテクチャは、様々なAIアプリケーションをサポートしています。 データセンターの巨大なコンピューティング能力を実現するための高機能なコアやインターコネクトから、エンドポイント・デバイス(ウェアラブル、センサーなど)で使われるAIアルゴリズムが実行される電力効率の高いマイクロコントローラーや機械学習プロセッサーまで、動作する場所を問わず多彩なAIアプリケーションをサポートします。

AI全体を制御する場合でも、特定のタスクでGPUやNPUなどのコプロセッサーと連携する場合でも、CPUはすべてのAIシステムの中心です。

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