IBM(アイ・ビー・エム)

企業・サービス概要

企業概要

 ニューヨーク州アーモンクに本社を置く、IT大手企業で、主にコンピュータ関連製品とITコンサルティング事業を展開しています。 1911年に創立したC-T-Rの事業部長だったトーマス・ジョン・ワトソン・シニアが1924年に社名を変更しました。1960年台以降はコンピュータ市場で圧倒的な影響力を持ちましたが、1990年台以降はコンサルティングを含めたサービスとソフトウェア中心にシフトチェンジし、2010年台以降はクラウドコンピューティングとコグニティブコンピューティングを提供しています。2019年には世界初の量子回路ベースの商用量子コンピュータ IBM Q System Oneを発売しました。

サービス概要

 事業はグローバル・テクノロジー・サービス、グローバル・ビジネス・サービス、ソフトウエア、システム、金融で構成されています。また、IT業務の外部委託やソリューションの提供、システム・サーバーの販売などを手掛けています。

AI分野におけるポイント

 近年はAIとIoTを活用した「Cognitive Manufacturing」が非構造化データの活用を可能にし、積年の重要課題であった熟練者の暗黙知の形式知化に光明が見え始めました。製品品質検査においてもAIの目(Visual Recognition)とデータ分析の仕組み(Visual Insights)が、検査作業の一層の自動化を支援します。 AI関連特許の取得数が世界一という強みもあります。

コグニティヴ・コンピューティング

 人工知能ワトソンの研究・開発にいち早く取り組み、すでに商用化にも成功している企業です。IBM Watsonは自然言語処理と機械学習を用いて大量の非構造化データ(例えばメールやSNS、動画、画像など)から論理的に推論し意思決定に役立たせるためのプラットフォームです。ビジネス、医療、研究開発、および大学などの分野でも採用されています。画像認識機能 Visual Recognitionは、製品検査支援等を支援。IBM Visual Insightsで欠陥検出プロセスを加速化します。

クラウド・コンピューティング

 クラウド・コンピューティング関連のサービスとしてPaaS、IaaS、SaaSを提供しています。 ・Watson製品群として、AIライブサイクル全体を管理する管理ツールとして、「Watson Studio」、「Watson Machine Learning」、「Watson OpenScale」、事前構築済みWatsonアプロケーションとして、「Watson Assistant」「Watson Discovery」「Watson Speech to Text」、Watson APIとして、「Watson Visual Recognition」などがあります。

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