OSIsoft

企業・サービス概要

OSIsoftは、カリフォルニア州サンレアンドロに本社を置くインダストリアルIoTやM2M分野のソフトウエアベンダーです。IoTという言葉が登場する前からリアルタイムデータを活用しています。オペレーショナルデータを一元管理できる高い汎用性を備えたIoT情報基盤のPI System(パイシステム)を開発・販売しており、世界127か国以上・19,000か所を超える拠点に導入されています。

ソフトバンクは、ベンチャーキャピタルの米Kleiner Perkins Caufield&Byers(KPCB)と米Technology Crossover Ventures(TCV)が保有していたOSIsoftの株式を買い取りました。KPCBとTCVは2011年にOSIsoftに1億3500万ドルを出資していました。ソフトバンクによる今回の株式買い取り費用は公表していませんが、ソフトバンクの出資比率に関してOSIsoftは「significant minority」と表現しており子会社や連結対象になるわけではないものの、それなりに大きな出資比率になるとのことです。

2020年8月25日にAVEVAが50億ドルで買収することを発表しています。

AI分野におけるポイント

Cemex

Cemex AI Pilotはセメント事業で稼働する人工知能です。以下の5つが主な機能となっており、 「製造プロセスをデジタル化する能力がなければ、コストが上昇し、製品の市場投入が遅れ、顧客に独自の付加価値を提供する能力が低下するだろう」という予測から、セメント事業での人工知能導入を進めています。

・故障予知(操作上の故障と修正上の故障)
・生産プロセスの最適化
・予知保全
・遠隔操作とデジタルツイン
・製品設計と品質、スマートサプライチェーン

Petuum

Petuumは、意思決定を可能にするデータインフラストラクチャの市場をリードするプロバイダーであるOSIsoftとのグローバル戦略提携を発表しました。このデータインフラストラクチャは、センサー、デバイス、産業プロセスから得られるデータを優れたリアルタイム洞察に変換し、コスト削減、生産性の向上、およびコネクテッド製品およびサービスの開発を支援します。Petuum Industrial AI Autopilot製品はエッジでOSIsoftと統合され、オンプレミスおよびクラウドでPI Systemからの業務データとの双方向接続性を確保して、すべての製造資産、プロセス、およびオペレーショナルエクセレンスイニシアチブを「自動運転」します。

 AutosteerによるPetuum AIオートパイロットは、以下の5つを特徴としています。

・協調的アプローチ/エンゲージメント
・段階的なアプローチ
・Predict(予測):リアルタイムの予測で理解度を高める
・Prescribe Only (Autosteer OFF) : セットポイントを更新する前に、オペレーターが処方箋を検証す       ることができます。
・Autosteer ON: プラント制御システムと統合された、スーパーバイズドコントロールによるオートパイロット操作 プラント制御システムとの統合

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