世界初のロボット弁護士『DoNotPay』

Joshua Browder氏は、自身のアプリ『DoNotPay』を「世界初のロボット弁護士」と表現しています。このアプリは、ユーザーが法的文書を作成するのをサポートします。駐車違反の罰金に対する不服申し立てなどの問題をチャットボットに伝えると、最適な法律用語を提案してくれます。

DoNotPayには現在、15万人の有料会員がいます。DoNotPayには批判的な意見もあり、法的なアドバイスが十分に正確ではないという意見もありますが、昨年、法的アクセスを向上させたとして米国弁護士協会から賞を受賞しました。全体の成功率は80%、駐車違反の場合は65%とのことです。

人間の弁護士は、AIが自分たちの縄張りを侵すことを恐れるかもしれません。しかし、このソフトウェアを使えば、膨大な量の訴訟書類を素早く検索して分類することができるため、歓迎する弁護士もいます。

また、AIは、弁護士が証拠書類を整理するのに役立つだけではありません。訴訟の準備や構成、関連する判例の検索などもサポートするようになっています。

AIは法律文書の作成や人間の弁護士の補助を行うことはできますが、果たしてロボットの事務弁護士や法廷弁護士、あるいはロボットの裁判官が登場する時代は来るのでしょうか?

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