うちは、アグリバイオという領域もAIは欠かせないです。よく言われるのが、二酸化炭素量と作物の成長との関連とか研究されていますね。こうした地道なデータを集めていくことが、農作業だけでなく、農業の大元となる、趣旨のビジネスにもつながってくると思います。

結構、知られていないんですが、トラクターとかGPSが搭載されているのって知っています？欧米では、ほとんどの農機にはGPSがついていて、これまた、自動走行は常識の世界です。農作業するコースを設定すれば、正確に農場まで自動で行って、農業作業も自動で行ってくれます。
AIもご多分にもれず、積極的に導入が進んでいいて、ドローン技術とも組み合わされて、上空からの農場の画像データを使って、作物の生育状況もリアルタイムで認識・判断をして農場管理をすることもできます。

また、農業マーケティングにもAIが取り込まれていて、天候や市場動向、消費者ニーズに応じてビックデータを分析して、適切な時期に種まきをしたり、育成、販売戦略を取ったりすることも行われています。農業の高齢化が進む中では、こういったAI導入による、最適化や効率化が欠かせないご時世となっています。

さらに農業技術をAIに伝えて行くということも大きな分野ですね。農業ハウスでは、農作業ロボットを使って２４時間体制で収穫、しかも熟成度を画像やセンサーでAIが判別して、自動で摘み取りをしてくれる、という、熟練者の判断をAIが実現をすると言ったことも行われているんです。農業ハウスという言葉もあり、自動的にビニールハウス内の、作物の適正管理をAIが行ってくれる仕組みもあります。

意外かと思われますが、もはや農業は、ハイテクの世界になってきています。