プログラムを組むデータ分析というのは、AIを用いない従来からの方法で、対象データについて人手を介して解析を行うデータ分析ということでよいでしょうか?(AIでもプログラムを組むことはありますし、後者の場合でもBIツールなどを用い、プログラムは作成しないことがあるので、念の為) 便宜上、それぞれAI方式と従来方式とでも呼びましょうか。
データ解析の作業手順ですが、おおまかに以下のような感じだと思います。
データ収集→データ整理→データ可視化→パターンや傾向を把握→推論・判断
従来方式の場合、この流れのほとんどで人手が必要となります。 人の指示(プログラム)によりデータの整理、可視化を行い、その結果を見てパターンや傾向を人が把握し、最終的な推論や判断も得られたデータ解析結果から人が行います。
一方AI方式ですが、基本的な流れは従来方式と変わりません。 ただ、人手を介する部分の一部を、AIが処理を行うことが考えられます。 たとえば、データ整理について、不規則なデータの除去をAIにさせたりすることが考えられます。 パターンや傾向を把握するのもAIが得意な分野と言えます。その場合、可視化が不要になるかもしれません。 最終的に得られた結果から推論・判断を行う部分もAIに任せることが可能です。 実際に天候やイベントなどと売上履歴から、将来の売上予測を行うなど、多くの事例が既にあります。 AIによる処理の場合、膨大なデータから人が把握できないような特徴を見つけ出したり、人の直感では思いつかないような推論をすることができるというのが特徴になると思います。 |