企業・サービス概要
企業概要
カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ、電子決済サービス企業です。 1998年12月にPayPal Inc.の社名で設立しました。2002年にeBayに買収されその子会社となっていましたが、2015年7月にPayPal Holdings Inc.の社名で独立しました。日本を含む同社の国際部門は、シンガポール(PayPal Pte. Ltd.)を拠点としています。
サービス概要
事業者と顧客を代行して売買決済をインターネット上で行います。顧客の携帯電話やタブレット・ウェアラブル端末などに対応し、プラットフォーム名は「ペイパル」、「ペイパル・クレジット」など。事業者はウェブサイトや店舗からも決済サービスの利用が可能です。
今後の展開
同社は2020年に7,270万の新規アクティブアカウントを追加し、2020年末時点で計3億7,700万アカウントとなり、総決済額(TPV)は2019年から31%増の9,360億ドルとなりました。その結果2020年の四半期は目覚ましい成績で、売上高と調整後1株当たり利益はそれぞれ前年同期比23%増と29%増となりました。パンデミックによって世界中でデジタル化が促進されたため、2021年も成長がさらに続くことが予想されています。
また2021年から仮想通貨による支払いサービスを始めると発表しました。世界のペイパル加盟店2600万店以上で仮想通貨を使った支払いが可能です。発表を受けビットコインは一時1万3000ドル超まで値上がりし、2018年1月以来の高値となりました。ペイパルが取り扱うのはビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ(BCH)の4銘柄です。顧客はペイパルのアカウントを通じて、直接仮想通貨を売買したり保持したりできます。
AI分野におけるポイント
- 高速学習の予測リスクアルゴリズムは、ネットワークから数兆のデータポイントを取り込み、パターンを特定してリスクを軽減します。
- ルールをリアルタイムでテストおよびデプロイし、チェックアウト時に摩擦を引き起こしたり、誤った拒否のリスクを高めたりすることなく、進化する不正パターンに適応します。
- 動的ルーティング、再試行、データ分析により、正当なトランザクションがより速く、より高いレートで、最初の試行で承認されることを保証します。