インテル、コードのバグを発見するAIツールをオープンソース化

インテルが、機械学習 * を利用してプログラムのコードのバグを検出する「ControlFlag」をオープンソース化しました。これを使えば、アプリやソフトウェアのデバッグに要する時間を短縮することができます。

*機械学習について詳しく知りたい方は、↓の参考記事をご参照ください。

実はほとんどのプログラマーは労働時間の大半をプログラミングではなく、デバックに費やしています。最近の調査によると、コードのデバッグに関連するソフトウェア開発コストとして、2020年に推定2兆ドルが費やされ、IT予算の50%がデバッグに費やされています。

ControlFlagは、制御構造(プログラム内の制御の流れを指定するコードブロック)を含むあらゆるプログラミング言語に対応しており、教師なし学習 * を活用することで、デバッグ作業を削減します。

教師なし学習では、事前に定義されたカテゴリやラベルが付されていない「未知」のデータから学習を行います。ControlFlagは、ラベル付けされていないソースコードから継続的に学習し、新しいデータが導入されるたびに自分自身で改善していきます。

*教師なし学習について詳しく知りたい方は、↓の参考記事をご参照ください。

ControlFlagは、発見された不具合を自動的に修正することはまだできませんが、開発者に修正候補を提示することができます。

ControlFlagのようなAIを搭載したコーディングツールは、Q&Aセッションや反復的なコードレビューのフィードバックなど、開発者間のコストのかかるやり取りを削減できる可能性があります。