RPA AITech最前線

AI技術の台頭により急激に伸びているRPA市場は、2022年度には400億円市場となり、CAGR(2017~2022年度)は62.8%を予測されています。(ITR調べ)。
これだけ急速に関心が寄せられているRPAですが、テレワークのように業務を自動化し、業務効率を最大化させる仕組みとして、さらに注目されています。AIの特性を理解する上で理解の手助けになりますので、このRPA何ができるのか、最初に触れてみたいと思います。

出典) ITR 「RPAおよびOCR市場規模推移および予測」
https://www.itr.co.jp/report/marketview/M18001600.html

 

RPA(Robotic Process Automation)は、ロボットによる業務の自動化という訳に表されるように、人が行う作業をコンピューターが変わりに実行するために、単純な作業や業務を自動化し、作業時間を短縮し業務を支援するツールのことをいいます。
RPAを導入するによるメリットは、業務の効率化、コストの削減、ミスがなくなる、といったことがあります。
24時間365日、継続してロボットは作業を続けてくれますので、人間のように休むことなく動作してくれますので、人は本来の業務やよりクリエイティブな仕事に専念できます。当然、ロボットがやりますので、ミスもなくなるわけですね。これにより、単純作業に掛かっていた人数も減らし、トータルの人件費コストも削減することができます。

ではすべてのケースで効果があるかと言うと、段階があります。こちらは総務省が提示いているステップです。
どの段階まで導入するのかというのがまず企業の中でも統一する必要があります。

 

出典)総務省 RPA(働き方改革:業務自動化による生産性向上)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin02_04000043.html

 

さて、では、進化を続けているRPAツールを自社にどのように導入していくのか、ポイントをお話したいと思います。実は、RPA導入の成功は、ツール選定の前の業務洗い出しと検討が重要になります。
ERPほどではありませんが、RPAの導入にあたっても、このような事前の検討が必要になります。チェックする点は、次のようになります。

1、 自動化する業務を決める
2、 エラーが発生したときの手順を決める
3、 運用体制を決める
です。

特に自動化する業務を決める、RPAをが得意な作業があります。
・パソコン上で完結する業務
・ルール化しやすい業務
・繰り返しの多い業務

これらはAIにより学習効果の高い分野となってきます。この特性を分析した上で、自社の中ではどこをターゲットにしていくのか決定をします。
なお、業務の中からこうした分野を定めて、まずは段階的に導入を完了、そして次のステップへと進めていくことをお薦めします。

 

 

allAi.jpでは、最適な業務効率を挙げるための情報提供を行っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。