Gigamon(ギガモン)

企業・サービス概要

企業概要

 2004年に設立された、カリフォルニア州サンタクララに本社を構える企業です。2013年、ニューヨーク証券取引所に上場しました。Network Packet Broker分野で世界一のメーカーです。全世界で3,000以上の企業・団体、Fortune 100に名を連ねる企業のうち83社のほか、政府機関において同社の製品は採用されています。同社はネットワーク関連製品を提供し、ネットワークに分散された監視デバイスを統合し、ネットワークを流れるトラフィックを可視化、制御する商品やサービスを設計、開発、販売しています。監視デバイスを統合することで、導入コストや管理コストを最小限に抑えます。

サービス概要

 同社の製品は多彩な機能を備えていますが、その中でも基本的な機能となるのがトラフィックコピーとアグリゲーションです。トラフィックコピーは、SPAN/ミラーポートやTAPから入力されたトラフィックを複製し、複数のポートに出力する機能です。これにより、トラフィックを複数の監視デバイスで共有可能となるため、デバイスごとにスイッチやTAPと接続する必要がなく、モニタリング環境をシンプルに構成できるほか、SPAN/ミラーポート不足の問題も解消できます。アグリゲーションの機能では、複数のSPAN/ミラーポートやTAPから入力されたトラフィックを合成し、1つのポートから出力します。さらに出力するトラフィックをフィルタリングする機能もあり、これを利用することで監視に必要なパケットだけを抽出してアウトプットするといったことが可能となり、セキュリティ対策のコストダウンが図れます。

 また、AWSやMicrosoft Azureのインスタンス内の通信を可視化できる「Gigamon for AWS/Azure」と、VMwareやOpenStack環境で利用できる「GigaVUE-VM」も提供しています。パブリッククラウドでは、処理結果をログとして取得することは可能ですが、生のトラフィックを見ることはできません。オンプレミスのサーバー仮想化環境でVM間トラフィックの可視が難しい中、ギガモンはその問題の解決を可能としています。

AI分野におけるポイント

AIネットワーク

 セキュリティ確保の観点からAIネットワーク全体を総合的、網羅的にコントロールし、かつ可視化するソリューションを提供しています。AIを使ったビッグデータの活⽤やIoTの拡⼤を⽬指す企業が、安価で安全性の⾼いネットワーク環境を実現できます。

Gigamon Visibility and Analytics Fabric

 ネットワークパケットブローカーを超えて、ネットワーク管理、監視、およびセキュリティに対するよりスマートでプロアクティブなアプローチを提供します。最適化された完全忠実なデータをセキュリティおよびパフォーマンス監視ツールに提供し、ツールの有効性と効率を劇的に向上させます。

アプリケーション・インテリジェンス 

 比類ないアプリケーションの可視化により、IT運用チームと分析ツールを強化することで、これらの複雑なデジタル・アプリケーションを効果的に監視および保護できるようにします。

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