動画を撮影するだけで“AIテニスコーチ”がフォーム診断してくれるテニス指導サービス「Tennis Labo」が、リアルタイム解析をスタート

大阪府大阪市にある株式会社TAFDATAは同社ホームページで「技術を最大限に活用することでアスリートを支援する」を標榜する。具体的には、フォーム解析サービス「TenissLabo」を提供している。利用者はタブレットで動画を撮影し、サーバーに送信することで「AIテニスコーチ」がプロテニスプレイヤーと利用者のフォームを比較し、改善点を提示してくれる。コーチに従っているうちに自然とプロのフォームに近づいていく仕組みだ。フォームの骨格解析を行い、各関節点の動きをDMDという技術を用いて分解し、ニューラルネットワークで解析する。

DMDは動的モード分解(Dynamic Mode Decomposition)の略であり、流体シミュレーションなどの分野で用いられるアルゴリズムで、高次元を持つオブジェクト解析において次元数を削減することを目的に発展してきた最先端のアルゴリズムだ。人体の体に多数存在する関節のそれぞれの動き、その関係性を解析するうえで極めて有効であると考えられる。従来のバージョンでは6秒程度の動画の解析に20秒以上の解析時間を要していたが、今回のアップデートでは解析時間を大幅に削減することに成功し、リアルタイム解析を可能にしている。これにより、実際に隣にテニスコーチがいるかのように、リアルタイムで適切なアドバイスを受けることができる。

TennisLaboの詳細はこちら