Alphabet(アルファベット)

企業・サービス概要

企業概要

 米国の大手インターネット関連企業で、2015年8月にGoogle Inc.が新しい公開持株会社である同社を設立しました。Alphabetの設立は、事業の核となるGoogleのインターネットサービスを「より明確で責任を持ったもの(cleaner and more accountable)」にするとともに、インターネットサービス以外の事業を行うグループの子会社に、より大きな自立性を与えるという目的で行われました。子会社には、Googleに他に、Calico、GV、Google Capital、X、Google Fiber、Nest Labsがあり、テクノロジー、生命科学、投資キャピタル、研究といった複数の産業を事業として保有しています。2020年1月には株式時価総額が米国企業として史上4社目の1兆ドル超えを果たしました。

 2020年第四半期におけるAlphabet全体の売上高は、コロナウイルスによる外出規制の影響もあり前年同期比24%増の568億9800万ドル、純利益は43%増の152億2700万ドル(1株当たり純利益は22ドル30セント)で過去最高を更新しました。消費者や企業がDX(デジタルフォーメーション)に目を向け始め、オンラインサービスやクラウドへの移行を加速していることが反映されています。

サービス概要

 検索サイト・グーグル「google.com」を運営するほか、検索エンジン、オンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフトウエアなどIT関連製品とサービスを提供。携帯電話「アンドロイド」、ブラウザ「クローム」、インターネットテレビ「Google TV」等独自のOSを展開しています。

AI分野におけるポイント

アルファ碁(AlphaGo)

 Google DeepMindによって開発された、ニューラルネットワークを駆使したコンピュータ囲碁プログラムで、2015年10月に人間のプロ囲碁棋士をハンディキャップなしで破った初のコンピュータプログラムとなりました。囲碁はチェスに比べ人間に勝利するのがはるかに困難であり、人工知能の有用性を世界に知らしめることとなりました。

Google Cloud Platform(GCP)

 Google がクラウド上で提供するサービス群の総称です。Google 社内で使われているものと同じテクノロジーやインフラを使用して、お客様のインフラ環境をクラウド化できます。基本的な構成要素が初めから各種サービスとして用意されているため、それらを使用してすばやく開発を行うことができます。

Google Cloud AI

 パッケージ化されたソリューションにより、最も重要なビジネス上の問題をエンドツーエンドで解決します。AI 投資の価値をより早く実現し、同社のビジネスに密接に関わる人々が AI を活用できます。また AI 導入に伴う組織内の摩擦が軽減されます。

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