Nuance Communications(ニュアンス・コミュニケーションズ)

企業・サービス概要

企業概要

 マサチューセッツ州バーリントンに本社を置き、会話型人工知能を提供する、音声・画像認識ソフトウエア会社です。多言語対応の電話音声認識、カルテ口述、音声によるモバイルウェブサイトの検索、カーナビ向けのテキスト音声合成、PDF文書の一元管理、パソコン音声入力・操作、OCR用の各種ソフトウエア製品を手掛けており、ヘルスケア、モバイル通信、消費者、企業、画像市場向けに製品を提供しています。対話型 AI のパイオニアとして、高い技術力からFortune 100 企業の 85% から採用されています。

サービス概要

 生産性とセキュリティ向上を目的とした人間の知能の増幅を把握・分析・対応するソリューションを手掛けています。医療、金融サービス、電気通信、政府、および小売を対象に世界各地で事業を展開しており、3つの事業セグメントで運営されています。ヘルスケアセグメントは、臨床音声および臨床言語理解ソリューションを提供しています。エンタープライズセグメントは、主に音声、自然言語理解、人工知能を使用し、音声、モバイル、ウェブサイト、メッセージングチャネルに自動化された顧客ソリューションとサービスを提供しています。その他セグメントには、加入者収益サービス(SRS)およびデバイス事業が含まれます。

AI分野におけるポイント

 同社は、 医療、モバイル市場向けに80種類の言語をサポート可能な音声ソフトウェアを開発しています。これにより、消費者は、会話型IVR、モバイル、ウェブの各デバイス、サービス、アプリケーションに自然かつ簡単に関わることができます。双方向の会話を保持し、言葉や口語表現を理解し、人から人へのエンゲージメント全体を通してコンテキストを維持するシステムを統合することで、企業は顧客に努力を必要としないセルフサービス体験を提供することができます。

Cognitive AI

 コグニティブAIによるロジックと推論を開発しており、 機械学習と人工知能の最新の進歩の応用に焦点を当てたコグニティブ・イノベーション・グループ(CIG)の拡大を発表しました。 システムは過去のパターンを認識して記憶し、顧客のニーズが発生する前に予測して行動します。

 そして現在、音声認識、NLU、機械学習、ディープラーニング、AIを専門とする300人以上の人材を世界中に擁しています。400件以上の特許を持つニュアンスAIフレームワークは、すべてのニュアンス製品の基盤となっています。複数のモダリティを介してユーザーと対話し、最先端の機械学習やディープラーニングのアプローチを用いて入力から意味を抽出し、柔軟な会話や質問への回答を行い、概念的知識の明示的な表現に基づいて推論を行い、データから洞察を導き出し、セマンティックAPIを介して外部リソースと対話するように設計されています。

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