はじめに
近年AIの進歩は目覚ましく、私たちの生活でも欠かせないものとなってきています。
それに伴い「10年~20年後には49パーセントの職業が消える」という野村総合研究所とオクスフォード大学の研究もあります。この記事では、どのような職業が消え、どのような職業が生き残るか、まとめていきます。
消えるといわれている職業
一般事務
入力作業やデータ処理や書類整理はAIが最も得意とする分野です。マニュアル化された単純作業は人間がやるより正確で速いため、一般事務はAIにとってかわられる可能性が高いといわれています。
店舗スタッフ
通常コンビ二やスーパーなどでは店員が働き、接客、レジ、店内清掃、商品陳列、商品の発注などの業務を行っています。しかし近年では無人店舗なるものが生まれてきています。
AIやスマートフォンなどを活用した認証技術やセンサー、カメラなどの導入によって、レジスタッフなど人的オペレーションを不要にした店舗のことを指します。人間が業務を行うより生産性が向上し業務も効率化されると期待されています。
運転手
タクシーやバス、鉄道などでAIによる自動運転技術も開発が進んでいます。
モノレールなどでは既に無人での運転が導入されており、車や鉄道でも実証実験などが行われてきています。カメラやセンサーで周囲の障害物や標識の認知を行い、それを人工知能が判断し、その判断に基づいて実際の運転操作を行うという仕組みにより、安全性や利便性が向上することが期待されています。
工場勤務者
単純作業は自動化しやすいため、疲れずヒューマンエラーも起こさない機械が得意としている業務です。AI技術の発達により、人工知能を搭載したロボットアームやセンサーが不良品や異物を検知し、検査や在庫管理を自動化し、品質向上、コスト削減、安全性向上などの効果が得られています。
生き残ると言われている職業
教師・保育士
日々の業務において機械が苦手とするコミュニケーションが不可欠であり、日々変化する生徒の状況や心情に応じて柔軟な対応が求められるため、AIに取って代わられる可能性は低いと考えられます。
医師
医師は患者さんや他の医療関係者とのコミュニケーションが必要であり、繊細で複雑な手作業も頻繁に求められるので、機械化は困難です。また、AIが人の命を預かる倫理的問題や、AIに治療されることに対する患者の心理的抵抗の問題も予想されるため、当面は人の手を完全に離れることはないでしょう。
クリエイティブ系
芸術家、小説家、歌手、スポーツ選手などはAIによって代替されにくいと言われています。
AIは創造性が求められる仕事は向いていません。ゼロから新たな価値を生み出すことは不得手であり、独自のアイデアや作品を打ち出すことは難しいです。
職業自体はなくならない?
一方でそもそも仕事がなくなるということ自体わたしたちの杞憂だと考える人もいます。
ヤフーのチーフストラテジーオフィサー(CSO)安宅和人氏は、野村総合研究所とオクスフォード大学の研究で「10年~20年後には49パーセントの職業が消える」とされているのはあくまでコンピュータによる代替確率の試算に過ぎず、「大半の仕事そのものはなくならない」と言います。
「AIによって職業が消える」という議論はまるごと自動化できる仕事など存在しないことが看過され、一部の作業が代替されることと仕事が消えることが混同されてしまっています。実際にはAIが仕事を奪うわけではなく、既存の仕事にAIが導入され、AIが不得手とする業務や、AI業務の管理監督を人間が行うようになると予測されています。
まとめ
サイバー攻撃の手口は日々進化しており、企業や組織はもちろん個人にとってもその対策は必要不可欠です。このような状況下で今後新しいセキュリティ脅威について、まずは正しく認識し危機感を持つことが重要です。また、 AIを悪用したサイバー攻撃は今後、確実に増えていくと考えられます。皆さんサイバー攻撃についてしっかりと学んでうえで、今一度自らのセキュリティの状況を見直しておく必要があるのではないでしょうか。