サッカーリーグ、イングランド=プレミアリーグやクラブワールドカップでは、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）が、導入されています。これはフィールド上の審判を他の審判員が映像を見ながら補助するシステムです。
FIFAはクラブワールドカップ（欧州チャンピオンズリーグなど、各大陸の優勝チームが対戦する大会）にて、AIベースの審判補助システムを導入しました。これはスタジアムの屋根の下に設置され複数台のカメラから得られた情報を使って選手の骨格をリアルタイムで3次元に可視化します。このデータを基に、選手がオンサイドかオフサイドかをAIが半自動的に判断するのです。
選手1人につき30項目のデータが取得され、選手の骨格をアニメーションで表示します。FIFAによると、この新しいAIシステムによって、審判だけでなく監督やコーチが選手について調べたり、チーム全体の動きをピッチを俯瞰しながら確認できるようになるとのことです。
さらにFIFAは、メタバース上にてリアルタイムの試合を反映させたバーチャルマッチを放映するシステムの開発も検討しているといいます。FIFAは今後も大学や企業と協力して、AIやメタバースなどの新技術を活用した取り組みを行っていく予定です。
*メタバースとAIの融合について詳しく知りたい方は、↓の参考記事をご参照ください。