Ping An Good Doctor

企業・サービス概要

Ping An Good Doctorは、2014年に平安保険グループの子会社として設立されたO2O(Online to Offline)の総合健康プラットフォームを提供する企業です。通常のオンライン診療では、インターネットを使って、専門の医者が医療のアドバイスをする形になっていますが、同社では、同社の社員約1000人が副業ではなく本業として、24時間診察・アドバイスをすることを専業としています。また、登録ユーザーとしては1億9,000万人います。

オンラインで、医者が専門にやっているため、オンラインで処方箋を発行することが、中国政府によって認められています。また、医薬品の販売も処方箋の発行もオンラインでできます。そのうえ、医薬品の配送までできるのです。2018年には、医療系サービスとしては異例のスピードで、香港市場への上場(IPO)を果たし、約8,200億円のバリュエーションがつきました。2021年5月8日時点での時価総額として、約1兆4000億円という数字をたたき出しています。

AI分野におけるポイント

同社はサービスの中でAIを活用することによって成長を遂げました。方法としては、まずPingAn GoodDoctorのアプリを登録し、診察の入り口となる「簡易診察」を選択します。簡易診察を選択すると、AIチャットが起動しユーザーは、AIと対話しながら、年齢、性別、症状などを一通りヒアリングされます。

AIとのヒアリング結果を参考にして、患者の疾患領域を専門とするドクターリストが表示され、表示されたドクターリストの中には、無料相談が可能なドクターから有料(値段も様々)ドクターまで含まれます。そして患者は、医者の評価ポイント、診察を受けたユーザーからのコメント、医者の得意医療分野などの情報を確認しながら、自分に適合すると思われる医者を選択するという仕組みとなっています。

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